私、小さいころから性的なことへの好奇心が旺盛だったんです（笑）。
お父さんがAVやエッチな雑誌をいっぱい持ってたので、子どものころからこっそり部屋に忍び込んで見ていました。
もちろん見終わったら元の位置に片付けて（笑）。

今でも覚えているのが、人妻もののAVですね～。
紅葉がきれいな公園のベンチに女の人が座ってインタビューに応えて、男の人とホテルに行く、みたいな。
そのときは「これはなんだろ？」と思いながら見てましたね。
まさかお仕事としてやっているとは思っていなかったです。

そうなんです。普通の人の「見ちゃいけないもの」をこっそり撮っているんだって思っていました。

高校生になってからです。SNSを始めたころ、紗倉まなさんの写真を偶然目にしたんです。
「すごいかわいい！」と思ってプロフィールを見に行ったら、「AV女優」と書いてあって。
そこで「昔、私がお父さんの部屋でコソコソ見ていたビデオに出ていたのは、AV女優という職業の人だったんだ！」ってようやくわかったんです。

そもそも私、両親には「女の子なんだからかわいくしなさい」とかなり厳しく言われて育ってきたんです。
進学や習い事、日々の細かい生活態度までなにかと親が決める感じが強くて。
家族仲はよかったんだけど、高校の終わり頃に「自分はなにをしたいんだろう？」と真剣に考えるようになったんですよね。

そうなんです。
周りの友達も受験勉強をしていたんだけど、私は「そもそもなんで大学に行かなきゃいけないんだろう？」って疑問に思って、進学に魅力を感じられなくなってしまって……。
そして同じタイミングでAVの世界が気になりはじめたんです。
でも自分が脱いだところで、どこまで価値があるか全然わからないし、あんなキラキラしている世界に自分が入れるか、自信もありませんでした。

はい。
いろいろ考えているとき、知り合いに相談したら、縁あってマインズさんを紹介してもらえたんです。

正直、めっちゃダークな世界で売り飛ばされるんじゃないかって思ってました（笑）。
でも話を聞いてみたら、憧れの紗倉まなさんや上原亜衣さんがいるって知って、もう本当に驚きでした！
「え、あの人たちがいる事務所なの!?」って。
あとAVプロダクションに女性のスタッフさんも働いているとか考えもしなかったですね。
こう言うとスピっぽいけど（笑）、「導かれた」のかと思いました。

憧れのお二人が所属しているってすごい実績じゃないですか。
そんな事務所なら、絶対にまちがいないだろうと思って決めました。 信じるしかないって。

私の場合は、今は月に１本、AVを撮影しています。まずこれが本職です。
そしてYouTubeの動画を撮ったり、インタビューやグラビア、写真集やカレンダーの撮影に行ったり。
地上波のテレビに出させていただくこともあります。
実際に自分がAVのお仕事をするまでは、こんなにいろんなお仕事があるって知らなかったからビックリしましたね。

そうですね。
入ってみて思うのは、マインズは「女優・小倉由菜」を全力でバックアップしてくれてること。
お仕事の悩みや体型から、髪型やメイクについても常に客観的なアドバイスをくれるし、やっぱり「大人たちの言うことは間違いない」と思います。

私、デビューする前に、親にAVに出るって打ち明けたんですよ。
やっぱり泣かれましたね。
でも少し時間はかかったけど理解してくれるようになりました。
最終的には、私の性格的に親がなにを言っても聞かないし、反対しても辞めないだろうと思ったのかな。

なにより、それまですべて親の言うことに従ってきた私がはじめて「この仕事をやりたい！」とハッキリ主張したことを尊重してくれました。
今では両親ともに応援してくれていますね。

友達にもあとからバレたら心配させるので自分から打ち明けました。
それでも「なにを言われても事務所がちゃんと守ってくれる」という絶対的な安心感があったから、病まずにいられたんだと思います。

これはステマとかじゃなくて、私が今「マインズを選んで良かった」って本気で思っているのも、そういう意味での「安心感」が大きいですね。
やっぱり心身ともに元気にお仕事ができていることが、なによりの証拠だと思います。

ファンの応援があっての「ＡＶ女優・小倉由菜」だと思ってるので、あまり暗い姿やネガティブな発言はしないように心がけています。
あとは今、いかに自分が恵まれているか、周囲の方やファンの人への感謝の気持は忘れちゃいけないな、って言い聞かせています。